
第二十話 鎌倉で昼から飲む
日曜日、青天。雲もなく晴れ渡っている。
さっさと身支度し、久しぶりに鎌倉へ出かける。
鎌倉は、今が紅葉のシーズンなのだ。
10時過ぎ、北鎌倉駅に到着。
北鎌倉で降り立った場合、円覚寺、明月院、建長寺、鶴岡八幡宮というルートが自分の定番となっている。
円覚寺は、駅前にありというよりも、寺の敷地内にJR横須賀線が走っていると言った方が正確である。
その昔北鎌倉の利便性向上のため、一帯の住民、寺社が懇願し、駅が設置されたのだ。
しかし、門前を見る限り、円覚寺の紅葉は勢いを失っていた。
ふむ、どうやら終わりらしい。
見切りをつけ、次に向かうこととする。
明月院は、そこから徒歩5分弱。
立派な庭は、桜と紫陽花と紅葉という具合に、季節季節を楽しめるようになっている。
また寺の奥に別途整備中の庭園は、シーズン中のみ公開される。
全体、紅葉が美しく、ちょうどいい時期に訪問出来たようである。
また、以前からずっと閉まっていた茶屋(月笑軒)が開店していた。
抹茶とお菓子、700円。お菓子は、京都のあじゃり餅。
わざわざ京都のお菓子で無くとも良いのではとも思うが、あじゃり餅というセンスはありか。
お店の人に聞くと、この茶屋は、紫陽花と紅葉のシーズンのみ開店するのだそうだ。
さて次は、建長寺。
徒歩5-10分である。
建長寺は日当たりのよい寺なので、円覚寺がダメなら、こちらの紅葉も終わっている。
しかし、奥に半僧坊という山の上に立つ施設があり、ここの紅葉は遅めに時期を迎える。
まさに予想通り午前の良い日差しの中、紅葉が映える。
この山を登る石段の紅葉は、鎌倉の紅葉のクライマックスの一つであると思っている。
鎌倉五山第一位建長寺を訪れる観光客は多いけど、ここまで足を踏み入れるひとは少ない。
通の楽しみである。
また、冬の青天の日は空気も済んでいる。半僧坊からは、見事な富士山を望むことができた。
そして、時間としては正午を迎える。
ふむ、紅葉シーズンに、鎌倉で昼食にありつくのは結構大変なのだ。
鎌倉駅前から鶴岡八幡宮をつなぐ、人気の小町通りは、人でごった返している。
普段であれば、早めの時間に店に滑り込むというのが正解であった。
まあ、こうなっては仕方がないので、
きっちり鶴岡八幡宮を参拝していくことにしよう。
建長寺からは、徒歩10分ほど、北鎌倉の方向から歩いてくると、八幡宮の左手側からショートカットして本殿に参ることができる。
ゆっくりする時間があるので、宝物館も覗いてみた。
しかし小規模な施設で、あまり見るべきものはなかった。
のんびりと、小町通りに向かう。
1時前、やってきたのは山路。
小町通りの門があり、植え込みの細い道を入っていくと玄関がある。
ちょっとリッチな雰囲気。
店はフローリングで、靴を脱いで入るタイプ。
ちょっと待たされるかと思ったけど、すんなり入店出来ました。
その後、どどどっと来客が続いたので、運が良かったようである。
さあ、鴨せいろ為らぬ、鴨ザルを注文だ。
酒は、いつものやつじゃなくて、太平山吟醸300mlってやつにしとこう。
蕎麦屋っていいよね。一人で気軽に入れるし、昼間から飲めるし。
鴨とてんぷらはちょっと時間が掛かるようなアナウンスがあったのだけど、
酒が出たのち、すぐに蕎麦も運ばれてきた。
つなぎが無いので、すぐに食べろとメニューにあった。頂こう。
うむ、ちょいと、ゆるいのだけど、うまいそばだ。
硬すぎるよりか、全然よいと個人的に思っている。
鴨は、こだわりのフランス鴨。
なのだけど、特段なにがどうってのは無い。
どちらかというと、肉は煮出されて味が抜けている印象。
出汁自体は、濃くもなく、どちらかというと薄めの味わいである。
しかしながら、
全体的にとんがったところが無く、実に滑らかに、胃袋に収まる。
これはこれで、腕だろう。
そば湯で割った出汁は、十分な酒の肴となる。
これがあるので、旨い鴨ザルってのはポイントが高い。
300mlをのんびり頂いていると、店はどんどん混雑してきた。
2時にかけてもうひとピーク来てしまったようだ。
こういうときには、席を空けてあげねばなるまい。
良い店は、共有財産だからね。
ということで、帰宅の道につく。
鎌倉に来ると、お昼を食べて直ぐ帰るということも多い。
わざわざ晩までねばらなくともよい。
近いのだから、用があったら気軽にこればよいではないか。
※2011年12月10日訪問です。
日曜日、青天。雲もなく晴れ渡っている。
さっさと身支度し、久しぶりに鎌倉へ出かける。
鎌倉は、今が紅葉のシーズンなのだ。
10時過ぎ、北鎌倉駅に到着。
北鎌倉で降り立った場合、円覚寺、明月院、建長寺、鶴岡八幡宮というルートが自分の定番となっている。
円覚寺は、駅前にありというよりも、寺の敷地内にJR横須賀線が走っていると言った方が正確である。
その昔北鎌倉の利便性向上のため、一帯の住民、寺社が懇願し、駅が設置されたのだ。
しかし、門前を見る限り、円覚寺の紅葉は勢いを失っていた。
ふむ、どうやら終わりらしい。
見切りをつけ、次に向かうこととする。
明月院は、そこから徒歩5分弱。
立派な庭は、桜と紫陽花と紅葉という具合に、季節季節を楽しめるようになっている。
また寺の奥に別途整備中の庭園は、シーズン中のみ公開される。
全体、紅葉が美しく、ちょうどいい時期に訪問出来たようである。
また、以前からずっと閉まっていた茶屋(月笑軒)が開店していた。
抹茶とお菓子、700円。お菓子は、京都のあじゃり餅。
わざわざ京都のお菓子で無くとも良いのではとも思うが、あじゃり餅というセンスはありか。
お店の人に聞くと、この茶屋は、紫陽花と紅葉のシーズンのみ開店するのだそうだ。
さて次は、建長寺。
徒歩5-10分である。
建長寺は日当たりのよい寺なので、円覚寺がダメなら、こちらの紅葉も終わっている。
しかし、奥に半僧坊という山の上に立つ施設があり、ここの紅葉は遅めに時期を迎える。
まさに予想通り午前の良い日差しの中、紅葉が映える。
この山を登る石段の紅葉は、鎌倉の紅葉のクライマックスの一つであると思っている。
鎌倉五山第一位建長寺を訪れる観光客は多いけど、ここまで足を踏み入れるひとは少ない。
通の楽しみである。
また、冬の青天の日は空気も済んでいる。半僧坊からは、見事な富士山を望むことができた。
そして、時間としては正午を迎える。
ふむ、紅葉シーズンに、鎌倉で昼食にありつくのは結構大変なのだ。
鎌倉駅前から鶴岡八幡宮をつなぐ、人気の小町通りは、人でごった返している。
普段であれば、早めの時間に店に滑り込むというのが正解であった。
まあ、こうなっては仕方がないので、
きっちり鶴岡八幡宮を参拝していくことにしよう。
建長寺からは、徒歩10分ほど、北鎌倉の方向から歩いてくると、八幡宮の左手側からショートカットして本殿に参ることができる。
ゆっくりする時間があるので、宝物館も覗いてみた。
しかし小規模な施設で、あまり見るべきものはなかった。
のんびりと、小町通りに向かう。
1時前、やってきたのは山路。
小町通りの門があり、植え込みの細い道を入っていくと玄関がある。
ちょっとリッチな雰囲気。
店はフローリングで、靴を脱いで入るタイプ。
ちょっと待たされるかと思ったけど、すんなり入店出来ました。
その後、どどどっと来客が続いたので、運が良かったようである。
さあ、鴨せいろ為らぬ、鴨ザルを注文だ。
酒は、いつものやつじゃなくて、太平山吟醸300mlってやつにしとこう。
蕎麦屋っていいよね。一人で気軽に入れるし、昼間から飲めるし。
鴨とてんぷらはちょっと時間が掛かるようなアナウンスがあったのだけど、
酒が出たのち、すぐに蕎麦も運ばれてきた。
つなぎが無いので、すぐに食べろとメニューにあった。頂こう。
うむ、ちょいと、ゆるいのだけど、うまいそばだ。
硬すぎるよりか、全然よいと個人的に思っている。
鴨は、こだわりのフランス鴨。
なのだけど、特段なにがどうってのは無い。
どちらかというと、肉は煮出されて味が抜けている印象。
出汁自体は、濃くもなく、どちらかというと薄めの味わいである。
しかしながら、
全体的にとんがったところが無く、実に滑らかに、胃袋に収まる。
これはこれで、腕だろう。
そば湯で割った出汁は、十分な酒の肴となる。
これがあるので、旨い鴨ザルってのはポイントが高い。
300mlをのんびり頂いていると、店はどんどん混雑してきた。
2時にかけてもうひとピーク来てしまったようだ。
こういうときには、席を空けてあげねばなるまい。
良い店は、共有財産だからね。
ということで、帰宅の道につく。
鎌倉に来ると、お昼を食べて直ぐ帰るということも多い。
わざわざ晩までねばらなくともよい。
近いのだから、用があったら気軽にこればよいではないか。
※2011年12月10日訪問です。
2011年12月18日
コメント(1)
- ちょうどその前日にその近辺に居りましたが、中腹微かにたなびく雲がかかる雪化粧の富士は美しゅうございました。
阿闍梨餅は「満月」繋がりでしょうか、日保ちしないので敢えてだと思われます。
あれが餅か饅頭か今川焼か、論争はどうでもいい楽しい話題の一つですが、個人的には饅頭に一票というところで(笑。
2011年12月20日 13時14分07秒 エル・ドゥロ
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執筆者:ごえも〜ん大阪出身の川崎市在住の普通の会社員。男。 日本酒歴はせいぜい4年、2005年10月にセブンイレブンで奥の松全米吟醸を購入したのがきっかけ。好きな酒は、飛露喜、くどき上手。 ブログ:いざかやとかほうろうき |


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