トップページ > 今日も遊家にて…
今日も遊家にて…
第十二話 平成21酒造年度全国新酒鑑評会
昨日池袋で開催された「平成21酒造年度全国新酒鑑評会公開きき酒会」に行ってきました。今年の金賞、入賞酒を3500円(前売り3000円)で飲み放題という太っ腹企画。
新聞記事では読んだことあったけど、満を持してのって感じ。

朝っぱらの10時から結構な混雑ぶりです。皆さん好きですね。(^^ゞ
関係者風の姿もちらほらですが、一般の人が圧倒的に多いですね。

会場は8ブロックに別れてます。
北海道・北東北、南東北、甲信越、北陸・東海、関東、近畿、中国、四国・九州というくくり。
その中でも、一番奥の南東北がすでに行列待ちの状態。
ふむ、銘酒が多いからかな。でも僕も山形の酒は飲みたいなぁ。

しかし、待ってられないので、先に他の地域から飲み始めることにする。
四国・九州ブロックからにしよう。数字は2が山田錦50%以上使用、1が50%未満使用と言う意味。
徳島:鳴門鯛、入賞2、一回飲んでみたかった。大吟なのに味があります。
高知:豊の梅、金賞1、ほのかなうまさ、あっさりめ。※今回は、こういう表記が多くなります。
福岡:庭のうぐいす、入賞2、常温向きのもわっとした味わい。大吟醸でも苦手な味。
佐賀:鍋島、金賞2、水っぽく感じたのは、お猪口を水で洗ってしまったからか。
佐賀:万齢、金賞2、味アリ、バランスよい。
熊本:香露、金賞2、熊本の至宝香露大吟醸を飲めるとはありがたい。ほのかな旨味、酸。たしかにこれはよい。
宮崎:千徳、入賞2、宮崎で日本酒つくってるのか、この酒は県内唯一の入賞酒。香り良く、バランス型。

北陸・東海地区に移動。
富山:幻の瀧、入賞2、良く見る銘柄だけど飲んだことなかった。のどに来るアルコール、苦手。
石川:常きげん、金賞2、酸良し、バランス高い。
石川:天狗舞、入賞2、あっさり。
福井:黒龍、金賞2、ほの甘い。良いかもしれない!ちょっと驚き。
福井:早瀬浦、金賞2、早瀬浦金賞獲ってたか。車多が獲れてないのに痛快ですな。肝心の味は分からなくなってきた・・・。そろそろ口を休めないと麻痺している。

普通利き酒は、口で含み、味わった後、飲みこまずに吐き捨てる。
しかし、これだと、まったく味が分からない自分は、すべて飲み込むことにしている。のどの奥、そしてのど越しの味わいを重視しているので、そうならざるを得ない。
ちょっとづつではあるけれど、これだけ飲むと、何を飲んでも一緒の味、もしくは濃い味、特徴の味がなければ分からなくなってくる。
備え付けの水を飲みながら、会場端の椅子に座って、しばらく休憩することにする。

休憩しながら、奥の南東北ブロックを見ると、行列は減ることはなく、やや増えたようだ。そうか、よくよく考えたら、すいてくることは無いわけか。
しかたねぇ。並ぶか~。

ということで、南東北に移動。
福島:金水晶、金賞2、酸味がやや強く。良い味。
福島:雪小町、入賞2、これも酸がよい。
福島:隠、入賞2、あっさりめだけど、やや酸も感じる。
福島:さかみずき、入賞2、やや水の味わい。
福島:あぶくま、金賞2、酔いが回ってきたか、平たい味に感じる。
福島:三春駒、入賞2、やや苦い。
福島:東豊国、金賞2、飲み易い。
福島:奥の松、金賞2、味を感じない。
福島:人気一、入賞2、やや甘い。
福島:会州一、金賞2、これが最近話題の会州一か。水っぽい、淡白な味だな。ああ、とうとう舌がダメになってきた。残念。
福島:蔵粋、入賞2。
福島:笹正宗、金賞2、悪くない。
福島:自然郷、金賞1、水みたい。舌がダメだ。ごめんなさい。
福島:栄四郎、金賞2。
山形:羽陽男山「壷天」、金賞2、山形らしい甘さ。
山形:一声、金賞2。
山形:銀嶺月山、入賞2、落ち着いた旨さ。良い。見直した。
山形:九郎左衛門、金賞2、雅山流も金賞獲ったか。しかし、舌がもはや。
山形:羽陽錦爛、入賞2。
山形:十四代、入賞2、すっきりやや甘い。
山形:花羽陽、金賞2、独特の華やかさ。良い。しかし飽きるかも。
山形:くどき上手、金賞2、埋没しない旨さあり。さすが。
山形:上喜元、金賞2、同上、埋没しない旨さ。
山形:初孫、金賞2、むむ、粉っぽい。残念。
山形:楯の川、入賞2、あっさり。
山形:あら玉月山丸、入賞2、あっさり。
山形:やまと桜「倭桜」、入賞1。
山形:東北泉、金賞2、やや苦く、後味ドライな辛さ。ははは、いつもどおりの味わいで安心。

福島、山形は全部飲もうと思ったけど、無謀な試みだった。
とても無理。
かなりグロッキーとなり、大量の水を補給して、椅子に長く座り込む。

あとは、回りたいとこだけまわろう。
南東北に次いで人気のある北海道・北東北は、並ぶのが面倒なのでパス。
近畿いっとこう。
滋賀:浪の音、入賞2、香る、甘い。砂糖の様な。
滋賀:萩の露、入賞2、バランス型。やや甘く、酸もあり。
滋賀:香の泉、入賞2、悪くない。
滋賀:御代栄、金賞2、いい甘味、いい旨味。レベル高い。
滋賀:多賀、入賞2。
滋賀:喜楽長、金賞2、最近注目度急上昇中の喜樂長。いい味わい。
滋賀:美冨久「大吟極醸」、入賞2、いい落ち着いた旨味。甘味。チェック。
京都:月桂冠(内蔵)、入賞2、悪くない。ちょい辛。
京都:黄桜(本店蔵)、金賞2、THE淡白、面白くない。
京都:松竹梅(伏見工場)、金賞2、水っぽい。これは伏見の水の味か。なかなかウマい。
京都:月の桂、入賞2純米、香らず、変な方向の旨味アリ。他の酒とは系統が違う。
兵庫:沢の鶴(乾蔵)、金賞2、しっかり味アリ、でも粉っぽい。
兵庫:富久娘、入賞2、大手の中では色が濃い。まあまあの味だけど、買ってまで飲まないだろう。
兵庫:櫻正宗、金賞2、香り無し、アルコールのつらさアリ。
兵庫:松竹梅(白壁蔵)、金賞2、よくダンチュウに広告付きで載ってるあれだ。やや酸を感じる。六甲の水を生かした作りか。結構イケる。
兵庫:白鶴(本店二号蔵)、金賞1、甘さのあるあっさり味。山田じゃないのが好感。
兵庫:日本盛、金賞2、甘さ、辛さ、悪くないかも。
兵庫:大関(恒和蔵)、金賞2、普通。
兵庫:黄桜(丹波工場)、金賞2、微妙な甘さ、旨さあり。良いかも。
奈良:梅乃宿、金賞2、どこよりも濃い目の色合い。酸もよく。旨い。
奈良:吟和、金賞2。

あかん。もうだめだ。気持ち悪くなってきた。
またも椅子に腰掛け、回復を待つ。
最後は、甲信越をちょっとだけ試して帰ろう・・・。
山梨:七賢、(何故かガイドブック未掲載)、やや甘味、旨味バランス型。
長野:佐久の花、入賞1。
長野:明鏡止水、入賞2、落ち着いた旨さ。でも余計な辛さあり。
長野:大信州、入賞2、塊感のあるのど越しで感じる旨さあり。これは旨い。
長野:水尾、金賞1、長野らしい甘さアリ。
長野:真澄、金賞2、やや甘く、悪くない。
新潟:上善水如、入賞2純米、ラベル表記が純米吟醸だ。米の旨味、悪くない。旨いかも。決して淡白ではない。
新潟:八海山、入賞2、苦味が良い。これは旨い。きっと。
新潟:越乃寒梅、金賞2、香りも無く、味も感じなくなってきた。
新潟:鶴の友、入賞1、口内上部で感じる甘さアリ。ピリピリ来る旨さ。さすが。
新潟:王紋、金賞1、落ち着いた旨さあり。悪くない。

頭まで痛くなってきて、鼻水出てきた。
帰ろう。
帰り際、中国ブロックを通り過ぎる。
鳥取:日置桜「しずく」、金賞2、普通の旨さ。
広島:華鳩、金賞2、なんかしら味があって旨い。
山口:東洋美人、入賞2、一見あっさりとしている。繊細な旨さを追求している。酸はやや強めな方。

池袋の近所で、時間をつぶして、
夕刻、きき酒会と併催されている「第4回全国日本酒フェア」会場の方にも行ってみた。
こちらは、各県の酒造組合がブースを出していて、出品酒やそれ以外などいろいろ出している。ちょこちょこと試飲させてもらい。奈良のブースで、大和肉鶏の燻製を購入。
そして、徳島ブースで、三芳菊を発見。おお、これが桃さん絶賛の。
早速試飲。
むぅ、独特の酸と甘味が濃い。うまい。
なんか、一日大吟醸ばかり飲んでいたので、余計に旨さ際立つ。
これは、兵庫産の規格外山田錦を使用したので、純米は名乗れないけど、その分安いとのことだ。四合瓶で1500円くらい。もう一丁、これのおりがらみも頂く。
うむ、これまた旨い。これはこれで良し。

最後の最後に、いいもん飲ませてもらったな。
ごちそうさまでした。







2010年06月17日

コメント(10)

ああ,うらやましい,うらやましい,うらやましい。
早く,そういう時間が得られる立場になりたい。

2010年06月17日 21時17分57秒  静岡の日本酒がいい
一ヶ月前に有給申請出して、行くだけですよ!静岡なら近い。きっとバスなら安いはずだし。宿も5000円くらいでありますよ。
旅行の目的としては、3500円で一日楽しめるってのは安いと思います。
来年は行きましょう!
2010年06月18日 18時11分11秒  ごえも~ん
いやぁ、良いですね~。
読んだだけでも実にワクワクします。
70銘柄以上利くのは体力的にもかなりきつかったでしょう。
機会があれば私も参戦したい企画ですね。
2010年06月18日 22時22分18秒  ひなちゃん
教員をしているので,授業を休んでとって酒を飲みに行くと,全国紙に載る可能性が・・・。休日や夜の企画で探してみます。それと退職後の楽しみに。
2010年06月19日 07時10分22秒  静岡の日本酒がいい
ひなちゃん
わくわくするんですけど、つまみが欲しいっす。(^^ゞ
酒ばかりでは、かえって辛い。(^^ゞ(^^ゞ
2010年06月20日 00時27分24秒  ごえも~ん
静岡の酒がいいさん
あああああ、予想外でした。そうとは知らず。
たしかに、そのご職業では辛いですね。
そうかぁ、不自由ですよね。夏休みだったら、まだ自由があったかもしれませんか。
2010年06月20日 00時30分40秒  ごえも~ん
おつかれさまでしたー!
大変そうだけど、やはり羨ましい~!!

だいたい一升瓶10,000円くらいの出品酒を飲み倒して、
最後に美味かったのが一升2,000円の三芳菊というのが、
なんとも面白いですね。

でも、それわかるなー、三芳菊は美味しいです。
派手で艶やかで、クドそうなのに酔ってもすいすい入るし。



2010年06月20日 13時34分41秒  エル・ドゥロ
いやー お疲れ様でございました。(うらやましいけど)
まさに渾身のレポート、ですねぇ...(でも、うらやましい)

でも、確かに大吟醸の飲みっぱなしは飽きるかも。
最後は三芳菊、なんとな~くわかります。
”客観的にキレイなお酒”と、”旨いお酒”は違うんすかね、やっぱ。

私も最近、やや甘口の初孫きもと純米から離れられません。

2010年06月23日 05時53分18秒  tomtom
エル・ドゥロさん
いやぁ、そういう見方できますよね。(^^ゞ
普段であれば、大吟醸ばっかりって飲まないですからね。淡白すぎて飽きちゃうんですよね。
同じ酒なのに、純米と大吟でこんなに違うって面白いなぁ。
2010年06月30日 07時16分32秒  ごえも~ん
tomtomさん
一度は行って見たいイベントですよね。
併催の日本酒フェアでも日本酒飲めまして、
大吟醸以外はそっちでイケるんですよ。
酒が強い人はもっと楽しめるでしょうねぇ。

初孫イイ酒ですよね。これが居酒屋にあれば満足できます。
そういえば、居酒屋では時々見るのに、酒屋ではあんまり見ないなぁ。
東京での流通量ってどれくらいなんだろう。

2010年06月30日 07時23分21秒  ごえも~ん
※ログインすると、コメントできます。
メールアドレス
パスワード

[パスワード忘れた][メンバー新規登録]

執筆者:ごえも~ん
純米酒好き。
好きな酒は飛露喜。

ブログ:いざかやとかほうろうき