トップページ > 今日も遊家にて…
今日も遊家にて…
第二十八話 書評 ダンチュウ燗酒特集
書評つづき。

NTTドコモが提供しているdマガジンを契約した。
ドコモユーザーでなくとも、月400円で、150雑誌を購読可能なサービスだ。バックナンバーは1年分閲覧可能。(雑誌によっては2ヶ月分のみなど短期のものあり)
iOS、android版のみだったのだが、最近、Windowsに対応したので、導入した次第。やはり、スマホ画面では雑誌の文字は小さすぎて、辛い。いざとなれば、普段ノートパソコンとして使用しているWindowsタブレットで見ることができるのはいいだろうとの判断である。
雑誌ラインナップにある、ダンチュウや、おとなの週末が目当て。numberとかも読むかも。
契約してわかったことは、1ライセンスで5端末までいける。なので、通勤のスマホでも、家でのんびりタブレットでもOKということ。
そんな、dマガジンで読める雑誌の話だ。


男の隠れ家3月号 特集「老舗酒蔵と旨い酒」

グルメ紙ではないので、少々物足りない感じがある。出ている店も既視感あり。
でも、見どころもある。
須藤本家の記事発見。良く取材認めたな須藤本家。
秘密主義の須藤本家は、早くから酒造の合理化を進めており、そのシステマチックな酒造りは獺祭の旭酒造にも大きな影響を与えたという。酒は生酒中心で、淡く甘くてちょい酸がある今風の味わい。ちょっとお値段がお高いのがたまにきずだが、お勧めの酒だ。
でもなんだね。見学コースがあるって書いてあるじゃない。ぜんぜん秘密じゃないな。勘違いだったのか。方針変更したのか。
あとのめぼしい記事は、立ち飲み屋紹介か、ふむ、大阪に帰省した際に行ってみようかな。メモメモ。


ダンチュウ3月号 特集「今回は、お燗」

今回は、燗特集である。
ぱらぱらと流し読みして、相変わらずダンチュウはためになるなあと思いつつ。
2つのことがきになった。
某酒一派がいない。
燗特集なのに。
「萩の鶴/日輪田ありますよ」とは、遊家須藤さんの言。
ふむなるほど、その通り。

常々思っていたことだけど、私は燗酒というものに懐疑的だ。というのも、冷酒にくらべておいしいと思えないからだ。
冷酒より、常温の方が旨い酒というのは確かにある。しかし、燗酒だからこそ旨いという酒には出会ったことがない。
これは別に燗酒の可能性を否定するものではない。今は無いけど、いつかできるとは思っている。
しかし、違うと思うのだ。
その、違うという部分が、このダンチュウの構成でちょっとわかったような気がする。

某酒を筆頭として、濃い味で、癖があり、燗でいいよーというプロデュースをする酒は多い。
でも、私はこれがうまいと思えない。
何を根拠に旨いといっているのか物差しがわからない。ただの押し付け、手抜きにさえ感じる。

さて昨今、今回のダンチュウ然り、多くのメディアで取り上げられている酒に、高嶋酒造の白隠正宗がある。
この蔵の蔵元杜氏である高嶋さんは革新的な人だ。
私は彼の酒を「味がしない酒」と云う。
なにやらマイナス評価のように思われるかもしれないが、私は褒め言葉で言っているつもりだ。
彼は、常温、燗が好きで、なおかつ古酒の可能性を探っている。
彼の酒の中でも、古酒向きの酒が件の味がしない酒である。
長期熟成のために、味がしない酒を作ろうとしているのである。
これが何を意味するのか、全国の酒造家達は考えたほうが良い。まさに革新的である。

今回の燗酒特集に組まれた酒は、穏やかな酒質の酒たちである。
常温で飲んでも旨い。ころころ舌の上で転がしたり、喉の奥で味を感じたり、奥ゆかしくも繊細な旨さを持っている。穏やか、静かな酒質であるが上に逆説的に繊細な味わいがよく分かる。
日本酒技術の粋って、こういうことではないだろうか。
某酒一派であっても、萩の鶴/日輪田はそういう系統の酒だよな。
某酒の薦める燗酒には共感しない私も、こちらの可能性には共感できる。
これぞ、燗酒の未来だろうと。
さすがダンチュウ、燗酒の今を捉えているなあと思った次第。(かってな思い込みかも知れない)

まったく違う話だが、もう一つ気になったこと。
む!dマガジンは、ダンチュウもおとなの週末も100頁程しかない。
画面上で見る雑誌の頁数は200頁ほどあるようである。
これは、だいぶ割愛されている可能性がある!
うーん、これは広告などが割愛されているだけなのか、それとも記事もバッサリやられているのか。

買って確かめるしか無いのか!?愕然。
続く、かもしれない。(笑)

2016年02月26日

コメント(2)

ごえも〜んさん
ダンチュウ、当然ながら私も購入して読みました。某酒一派・・、確かに(笑)。
私はアルコール耐性強めのせいか、濃くて癖がある酒質もそれも個性、なんて思いがちですが、仰る通り「ただの押しつけ、手抜き」と言われるとハッとする部分もありますね。
この辺もある意味、時代の転換期かも!?
2016年03月05日 00時14分06秒  ひなちゃん
日本酒の味わいの一つに分類されるようになるんじゃないかなーと思います。>濃くて癖がある
でも、燗の主流は味のしない系統になるんじゃないかなーと思った次第。なんか作るの難しそうだし。
2016年03月06日 22時14分13秒  ごえも〜ん
※ログインすると、コメントできます。
メールアドレス
パスワード

[パスワード忘れた][メンバー新規登録]

執筆者:ごえも〜ん
純米酒好き。
好きな酒は飛露喜。

ブログ:いざかやとかほうろうき