この酒蔵の社長は私の友人である。この男は、いわゆるセンスのある奴という部類の人間である。私らが白夢幻と呼んでいるこの夢幻の吟醸は、クセが少なく、味があり、キレが有りと、いわゆる飲み飽きしない酒である。
最後に、いくらセンスが良いと言ってもしょせん人間であるので、神である私には、かなわない事を付け加えておこう。

そりゃあ世の中、金さえ出せば美味いもんはなんぼでもありまっせ、しかし安くて美味いのが一番でしょう。

一回〆張り鶴の普通酒を飲んでみれば、吟醸でもこの普通酒にかなわないのがいくらでもあることがわかりますよ。

９月にネットで見つけた平成４年の盾の川の大吟醸。

１０年古酒ですが、色は付いていませんというのに誘われて買ったのを、大事に冷蔵庫にしまっておいたのですが、

最近友達５人で飲みました。今の盾の川は飲んだことが無いのでどんな味かわかりませんが、こんなに美味いものがあったなんて･･･。全員同じ感想でした。