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アル添(あるてん)

アル添(あるてん)とは、日本酒に醸造アルコールを添加することです。

米・米麹・水のみを原料にして造られた日本酒を純米酒と呼びますが、そこへ醸造アルコールを添加したものがアル添酒です。

戦後には酒の収量を増やす目的でアルコール添加が行われていた時期もありましたが、現在はアルコール添加の上限が規制されています。

現在のアルコール添加は、スッキリとした味に仕上げたり、酒質を安定させて品質劣化を防いだり、香りを引き出す目的で行われることがほとんどです。

ちなみに、江戸時代にもアルコール添加が行われており、日本酒に焼酎を添加することで品質劣化を防ぎ、味をスッキリとさせていたようです。

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