口当たり滑らかです。雑味が無くスムーズに口中に広がりますが、柔らかい中にも、確りとした酸を感じます。後から浮かんでくる甘味とほんの僅かなクリームの様な風味が柔らかさを強調します。最後には、一連の味は滑らかに流れていきますが、加水の効果でしょうかね。

20BYです。香りは殆どありません。甘味をまず感じますが、あまり長続きせず酸味と旨味がとって代わります。酸味と旨味は広がりすぎず、程よいです。後口には熟成由来のカカオの風味と柿の風味がふんわりと出てきます。

味噌汁の色。麹で作った甘酒の香りがします。口に含んでまず感じるのは、昆布の様な風味・甘酒の甘味です。枯れた酸味も一瞬遅れて広がり、甘味を包み込みます。最後は僅かな苦味・肉桂に似た熟成香が残ります。

苺の香り。口に含んでも苺の様に甘く、奥から出てくる風味もクリームの様。ひたすらに甘味が広がります。甘味以外はほんの僅かな苦味を感じるのみです。

綺麗な酸味が中心になっています。さらりと口中で流れ、僅かな苦味が締めてくれます。べたつくことなく爽やか、フレッシュです。

清水の香り。酸味には透明感があり、クリームの様な甘味が僅かに出てきます。味は苦味を伴って綺麗に引けて行きます。

ほんの僅かにむれた様な香り。口に含むと、透明感のある甘味をまず感じますが、酸味・渋味・苦味が続けて出てきます。特に苦味は杉と香草が混じり合ったような特徴的なもので、甘味を一気に切り、後口を爽やかにします。

口に含むと、苦味・弱い酸味を中心に感じ、後から僅かに甘味も出てきます。雑味なく、苦味・酸味・甘味がどれもクリアです。味が弱いわけではありません。後味も水に流れるように消えていきます。

香りは甘く僅かに立ち上がります。口に含むと甘い香りに反して、軽い苦味と、米をすり潰した様な旨味を中心に感じます。米の味は強いのですが、味切れはよく、後味が軽いです。

口に含むと、まず強い酸味を感じ、後から旨味・燻製の風味が湧き上がってきます。強い酸味が終始中心になっていますが、熟成により酸の角がとれています。味はあまり膨らまず、綺麗に味が切れていくため、それほど古酒らしくはありません。（熟成感はあります。）

香りはほとんどありません。甘味は殆ど感じず、細い酸味が中心です。旨味もありますが僅かで、アルコールの風味にすぐに消されていきます。後口はアルコールと酸味がすっと綺麗に抜けていきます。

茸とチョコレートの風味。甘味は軽く、酸味が中心となって全体を支えています。枯れており、熟成感がありますが、味は滑らかに流れます。

青りんごの様な香りがあります。口に含むと感じる薄い甘味は、熟れてない梨の様。甘味は広がらず、苦味が包み込んで消していきます。

阿波山田錦70％精米のものです。麹と沢庵の混ざった香り。爽やかなソーダの様な苦味が広がります。甘味は僅かに感じる程度で、酸がスッと味を切ります。

葡萄の様な香りです。口に含んでも葡萄の風味が溢れてきます。すぐに黒糖に似た甘味が滲み出て葡萄の風味と混じりあい消えます。一貫して甘味は強いですが、綺麗で雑味は感じません。

22BYです。口当たりはとろりとしています。アルコール度数が低めに抑えられているため、甘味・酸味が淡いです。お粥や甘酒の様な風味も混じって出てきますが、これも淡く消えます。

朝日米を使った大吟醸です。バナナに似た甘い香りがきますが、強くはありません。口に含むと甘味と胡瓜の様な風味を感じ、すぐにアルコールが舌を刺激します。後口はすっと消えていくようで、若干ざらつきを感じます。

メロンの様な風味を伴った甘味をかなり強く感じます。甘味はしつこくなく爽やかに消え、後口には僅かに苦味が残るのみです。酸味や旨味はあまり感じません。

口に含むと、まず燻製の風味を感じます。酸味と出汁の様な旨味が中心ですが、後を追って渋味が出てくるので、味はあまり広がりません。

甘味を感じさせる穏やかな香り。ラムネの様な風味と甘味・酸味を感じます。苦味はなく、すっきりと味が締まっています。