試飲会に参加した時、お土産として渡されました。　「雄町」で仕込んだ酒の中で、私の「一番好きな酒・一番旨い酒」になりました。　何度でも飲みたいのですが、金額上無理ですね。

上立ち香はほとんどなし。口に含むと熟れた果物のような上品な甘みがほんのり、それとともに酸とあとから感じられる旨みが調和してほど良い味わい。後に若干爽やかな香りが残る。後口は若干辛口。
燗につけるとまろやかな酸とコク、米の旨みがじんわりと感じられてとても良いです。温度は45度ぐらいでした。酒全体として丸みがあり良いです。

菩提もと。火入れですがフレッシュで麹の香りが強く、甘味・酸味が濃いです。菩提もとの個性はありません。

６０％、雄町、９０１酵母。冷やでなら芳水の山廃純米１９ＢＹの方が酸がきいて旨味が強いが、燗でなら、風味が増すため、こちらの方がやや弱めになりバランス良く呑める、燗すれば辛めが強調されるため。

これもふるさと納税で届いた品。新酒のしぼりたてなので麹の香りが強い。こちらはやや甘め。味は少し濃いような気がする。あと味に酸味が残る。

少し生老ねがあります。甘味は感じますが、明確な旨味がなく、味は膨らみません。後口は、アルコールの香り・辛さが強いです。

大正の鶴 特別純米 ひやおろし 無濾過原酒・瓶火入　朝日６０　２６ＢＹ

香りは不明確、オフフレイバーもなく、ほんのり酸のにおい。
いきなり強い押し味、酸がしっかり、ジューシーでボリュームたっぷり。
喉越しに酸を引っ張らず、スパッと鮮やかなキレ。

生原酒のような勢いの良さがあり、火入れの安定感もあり。
濃くて多要素を包含しつつも、ぎゅっと凝縮され、締った酒質です。
食中主として非常に優秀で、酒そのもので充分な満足、いいですね。

すっきりとした飲み口、あとあじは辛みより、酸味でのませる。

梨のような香り。軽やかな飲み口だが、米の旨味がしっかりと乗っている。
冷やしてすっきりと、ぬる燗では柔らかな味わいに。

香りはあまりありません。口に含むと甘酸っぱい風味と炭酸の発泡が広がります。後口には少し米の味と老ねがあり、爽やかではありません。